西方行脚2017/児島〜吹屋〜高梁〜宇田津
4月24日
ちょっとディープな岡山観光

今少し北へ
 雪風さん案内の岡山観光も既に3回。結構いろんなとこ連れてっていただきました。4回目の今回は、私が事前に高梁市を軸に何ヶ所か見繕って、雪風さんにチェックしていただきました。キーワードは「ベンガラ」と「お城」。今までとは一味違うちょっとディープな観光になりそうです。ま、ビガーちゃんの先導じゃないのが寂しいとこなんですが・・・。.ちなみに、運転は会長です。

 今井会長は、今日の夕方岡山空港からお帰りです。そのため、まず遠い所から始めて、順番に空港へ近づくようにしました。

 

 

ベンガラの郷 

 その一発目がこのベンガラ館です。ベンガラというのは、酸化鉄を主成分とする赤色顔料のことで、江戸時代にインドのベンガル地方から輸入されたことからそう呼ばれたそうです。作るのぼっけぇ手間みたいです。

 18世紀初頭から日本で唯一のベンガラ産地であった吹屋町の工場跡に作られたそうで、明治頃の建物や製造用器具を忠実に復元してる、とのこと。ん〜、3人とも反応は今一つ。では町の方へ行ってみましょうか。 

 なるほど、こう来るか!この色ね。さっきのベンガラ館もこの色調でした。この色を作ってたのね。そう言えば来る途中の家の屋根瓦も鮮やかなベンガラ色でした!って、気付くのが遅い?ん〜、改めて見るとなかなか渋い色です。

 古い家並みも残ってます。と言うより、町が丸ごと古い家並み!昭和47年の銅山閉山後、「吹屋ふるさと村」として街並みを保存してきたそうですよ。

 なのでこれまで見て来た「武家屋敷」の類とは違います。いえ、武家と町人の違いの話じゃないですよ。ここは「閉山」によって、使命を終え消えかかった町を丸ごと保存してるんです。なので古い家がまばらに、なんてことはありません。

 もちろんここに住んでる方たちもいますが、重物に指定されてるから、何かと不便でしょうね。勝手にいじれないでしょうから。

 アルミサッシ見てちょっとホッとしたりして。だって、こういうの全部禁止したら、景観は壊すかもしれないけど、不便過ぎちゃいますから。でも良くないかな?

 そういやおなかすきましたね。さっきのそば屋は休みだし、駐車場まで戻るのも・・・。あ、お店ありました!なんか、良い感じ!

 田舎そばは十割そば?ブツブツ切れます。実に真面目なお味です。

 ベンガラ館ではちょっと「?」でしたが、こちらはなかなか見ごたえありました。回る順番逆が良いかも。仕上げに街中を車で通り抜けるとこの感じ。

 次はお城です。山城かぁ・・・。何かイヤな予感が(笑)。

 

 

備中松山城
 標高430mの臥牛山(がぎゅうざん)山頂付近に建つ山城で、天守の残る現存12城の中でも最も高い所にあります。当然重文です。高梁市街から車でズンズン登って、専用シャトルに乗り換えて更に登り、降りたとこからいきなり階段!イヤな予感的中か!?いやもう、的中どころじゃありません。

 これはもうだいぶ登ったところからの眺め。途中に「あと〇メートル」とかって書いてあるんですが、それがかえって人を傷つけてることに気が付かねぇかなぁ。励ましてる?そうは思えん!あ、息が・・・(笑)

 心の中の「待ってくれ〜!」の叫びは届くはずもなく・・・

 野面積み?はいはい

 ここまで来たぞ!あと少し!もまたキツし!

 天守到達!って、まだ?あれ登ったら終点?はいはい

 今度こそ終点の天守登頂(?)達成!?お〜、これが殿様視線の高梁市街!ん〜、あんまし見えないですね。ここ、昔っから山陽山陰の交通の要衝ゆえ、何度も奪い合いして城主が変わったそうです。市民目線、いや、足軽目線で考えたら・・・イヤだったろうなぁ。殿様は「行けぇ〜!」で済むだろうけど、登るの兵隊なんだから。しかも、やっと登ったと思ったら、上から石が落っこちてくるんでしょ?「え"〜、またあそこ!?」なんてね!(笑)。

 山城だけあって天守前の広場もコンパクト。ここに兵を集めてお館様が号令かけたんですかね?これなら声届くかな?いや、山の上だから声が散っちゃうか?何言ってんだか分かりませんが、って。

 でも上から石落っことせばいいんんでしょ?守りは結構楽そうに見えますけどね。あ、兵糧止めちゃえば逆に簡単落城!ってか?そりゃ代替わりちょいちょいするわなぁ・・・。で、その度に「え"〜、またぁ?」(笑)。

 はい、会長もお疲れ様!ゆんべの宴会じゃ「登らない!」ってダダこねてましたが、齢72、みんごと登られました!こりゃ私よりタフかも・・・。

 この石垣すごいです。天然の岩山と一体になって積まれてます。

 帰りは下るだけなのでようやく落ち着いてきて。あれ?なんかヤセたかも?んなわきゃない!さて、お山を下りたら高梁市街の散策とまいりやしょう。

 

高梁市街散策
 ガイドマップによれば、ここにもまた武家屋敷が。近くに駐車場もありますか。ほぉ、日本の道百景なんてぇのもありますね。んじゃそのあたりをぐるっと回ることにしましょう。武家屋敷にはちょとマヒがありますが(苦笑)。

 ここは頼久寺。何気に入りましたが、ここは入ってよかったです。

 枯山水、っていうんですよね?庭の隅々まで手が入っています。

 京都大原三千院、もとい!備中高梁頼久寺ぃ、恋ぃに疲れた女が一人ぃ

 恋に疲れた、ってこたぁないか。ビガーちゃん元気だし(笑)。 

 ぶらぶら歩いてたらこんなお店を見つけて。一休みしましょうか。

 カフェ・レスト・シャトーは、ちょと昭和なお店で居心地良いです。

 この後「日本の道百景」とやらを歩き、今井会長を岡山空港まで送れば、今回の岡山観光無事お開きです!雪風さんありがとうございました!

 

 

帰投準備
 雪風さんと別れてまた一人になって。でも、どうも夕陽が気になります。もういっぺん鷲羽山登ったろか!?なんてね。でも雲も多めで、せっかく行ってもどうだろ?角度は?見えんのかね?なんてブツブツ言ってたらもう瀬戸大橋。「やめとけ」と言う神のお告げ?(笑) わぁ、夕日!沈んでく!

 沈んじゃった!寄らなくて良かったかな?さ、ホテルに行きましょ。

 今宵のお宿は宇田津駅前の「ホテルサンルート瀬戸大橋」。いしいさんに会えるかが未定で、この日の朝取りました。いしい号は税金問題で未だ登録できず、ですからね。もっとも、私が登城でヘロヘロになってたんで、それ以前の問題でしたが。いしいさんとこは登録後のお楽しみ、ということで。

 晩飯はホテルのレストラン、とも思いましたが、やっぱ高くてねぇ・・・。外で、と思っても宇田津駅前ってびっくりするくらい何もありません。で、いつものようにコンビニ飯に。最後の夜なのにね。いいの!食えれば!

 

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