東北〜北海道ツーリング&ミーティング
7月5日/〜層雲峡〜大雪山〜かなやま湖

三国峠〜大雪
 本来なら熱気球に乗った後旭川に出て朝日山動物園の予定でしたが、例によって北海道の広さが分かってない距離感の甘さ。動物園も半日じゃ無理だしね。なのでのんびり走って三国峠から大雪回ることにしました。でもけっこう走ることになりそうで、カミさん退屈かな?いえいえ、そんなの杞憂でした。広大な北の大地の景色と爽やかな風に終始ご満悦。それにしてもこのR273も素晴らしい!原生林を行くワインディングは超快適!

 三国峠の眼下には、カメラなんぞにゃ到底収まりきらない広大な原生林が広がります。頬をなでる風も気持ちいい!この後更に北上して層雲峡、大雪山を目指します。

 

 

層雲峡
 お次は十数年ぶりの層雲峡。何度見ても見事な景観です。自然は偉大なアーチストですね!一方、カミさんは・・・しばし童心に帰って水遊び?「冷た〜い!」とはしゃいでました。お子達が小さい頃に来た時と同じ光景です(笑)。

 

 お次は大雪山。「あの雪に触りたい!」のリクエストにロープウェイ、リフトを乗り継ぎ7合目まで登りました。が、ここでも軽装備過ぎました。雨までけっこう降って寒いこと寒いこと!無料で貸し出してるカッパが無かったらどうなったことやら。で、気が済んだかな?

 

すっかり体が冷えちまったんで、売店で温かいもの頼んだのに奥様どこへ行ったやら?しばらく待ったら窓の外で声がするんで覗いてみたら・・・。

 

 売店で売ってるえさはピーナツで、手のひらからも食べるほど慣れてます。ほっぺいっぱいにピーナツ溜め込んで、ってそれじゃ野生じゃないじゃん!
 再びリフト、ロープウェイを乗り継いで降りてみたら、けっこう涼しいはずの地上の暖かいこと!ホッとしました。さ、これにて本日の予定終了。旭川→富良野を駆け抜け、後は宿でのんびりすることにします。

 

★★★★!
 今夜のお宿は、かなやま湖畔の「ログホテル ラーチ」。ここ、予約時点でもかなり期待しちゃいましたが、部屋に入った時点でもうそれ以上!食事も旨けりゃスタッフの応対もGOOD!みるみる★が増えてゆきます。お陰でゴッキゲンな北海道最後の夜になりました。でもこれはまだホンのプロローグに過ぎませんでした。まさかこの後にあんなことが待っていたとは・・・


おしゃれにライトアップされたラーチの中庭

 

!!!!!!!!!!
 食事が済んだら部屋でゴロリ、がお約束。なのになぜかこの時に限って「ちょっと外出てみない?」とカミさん。それはまるでこの後の出来事を知ってるかのように・・・。ま、なかなか素敵なロケーションでしたからね。それも良いかな?と促されるまま玄関出てみると1号の周りに人だかりが。ホォ、こりゃ珍しい、てんで「この車知ってますか?」と声かけてみたらとんでもない答えが・・・

「私、この車のエンジン設計したんですよ」

え"え"え"〜!!!

 ホテル駐車場に私の絶叫が響き渡ります。こんなことってあるんでしょうか?!神様のイタズラ?プレゼント?もうこれは奇跡以外の何物でもありません!コーフンして話してたら「良かったら私たちの部屋に来ませんか?」と誘って頂いたのを良いことに、図々しく上がりこんで今度は質問攻め!(笑) 後はコーフンしててよく覚えてませんが、微かな記憶を整理してみると・・・
 
この方、長瀬秀伸さんといいまして「ワイガヤルーム」もやっておられたので実名で載せさせて頂きます。入社当時にEKエンジン設計の仕上げに携わったそうで、シティのエキマニも手がけたとか。以後ずっとエンジンの設計、研究畑を歩き、現在はホンダをリタイヤされてます。いろいろ伺ったお話の中でも特筆ものが、「ディーゼルエンジン研究のため、初代ビガー(2代目アコードっておっしゃってたかも?)にドイツで作らせたディーゼルエンジン載せて普段使いで走ってた」でしょう。以降もホンダはディーゼルの研究もずっと続けていて、それが今ヨーロッパで生かされてるそうです。その他にもお名前で検索すると特許や研究のことでヒットします。いやぁ〜、すんごい方に出会ってたんですね。改めてこの出会いに驚き感謝しています。
 部屋に戻ったら「ずいぶんコーフンしてたねぇ、すんごい早口だったよ(笑)」とカミさん。あたりめぇだろ!ただの内地者同士が出会ったんじゃない。「初代アコード」というキーワードで、それも設計した人に北海道のど真ん中のこの場所、このタイミングで出会ったんだぞ!奇跡だぞ!コーフンしない方がおかしいだろ!思いもかけず、最後の夜にとてつもないビッグプレゼントでトドメを刺されました。「こりゃ今夜は眠れんな・・・」と思いましたが、爆睡でした。

 

7月6日へ

戻る

がんばれ東日本!