Accord

東北・北海道ツーリング＆ミーティングⅡ/～襟裳岬～苫小牧
10月12日 27th結婚記念日イベント！

牧場の朝は早い！
　って、別に乳搾るわけじゃないです。今日は待望の熱気球初フライトですから！ちょうど27th結婚記念日なのでドンピシャのイベントです。熱気球を飛ばすのはフリーフライトの「ほっとえあ」。ヒモ付きじゃありません。昨日連絡無かったから今回は飛ぶようです。まだ薄暗いうちに起き出してあわただしく荷物まとめて残ったシャケでおにぎり作って・・・。なんかいつもの出勤前みたい(笑）。ロフトのベッドはよく眠れたかな？あ、もちろん私はカミさんの安眠のためテレビの前でゴロ寝です。この人あってのさいとー。当然です。

　荷物積み込んだらただちに出発です。天気はイマイチだけどとにかく初体験。飛んでくれればOKです！

こんなに小さいの？
　集合場所の道の駅うりまくまではほんの5分ほど。エンジン温まる間もありません。で、着いてみたらバンの後ろにゴンドラらしき物が・・・えっ！こんなに小さいの？これに乗るの？しかももう一組乗る、ってことはクルーも乗るんだから5人！乗れるのかね？風船は・・・この黒い袋？こんなに小さいの？これにはちょっと驚きました。ホントに飛べるのかね？

フライト準備
　不安と驚きをひた隠し(笑）まずはスタッフの紹介ともう一組のカップルの紹介＆ミーティング。それが済んだら早速移動です。雲が低くて上空は風もあるとかで飛ぶのはここじゃないそうです。やはりこれに5人乗るんだ・・・。離陸予定地に着いてもすぐに飛ぶわけじゃありません。まず風船飛ばして上空の風速や風向きを確認。OKが出て初めて準備開始です。準備は我々お客さんも手伝います。ま、それもお楽しみのうち。ではこの小さなゴンドラと小さなパッケージがいかにして空へ浮かぶのか。その一部始終をごらん頂きましょう。

眼下の十勝平野

　ゆっくりゆっくり上昇するゴンドラ。浮かぶ原理は小学生でも分かる「温まった空気｣のみ。バーナーと風船に命を預け風に任せてふわりふわり。

　上るにつれてどんどん広がる視界！展望台からの眺めも素敵ですがこれは全くの別モン！真下も見える360度の大パノラマはすばらしいの一言！いや、言葉では伝えきれません！2人とも口半開きで「ウワァ～」の連発！

　これは乗ってみなけりゃ味わえません！とにかくすばらしい！

ウ～、やっぱ切り取りきれない！

トップパイロット！
　操るのは学生時代から熱気球レースに参加していた方(お名前失念)。それが高じてこの仕事を始めたそうです。場所もここが日本で一番良いので関東から移住したとか。バーナーを小刻みに点けたり消したり巧みに操り風に乗せ、と言って流され過ぎてもいけません。旨ぁく離陸地点周辺を漂います。その操縦振りはさすがトップクラスのパイロット！バーナーを点けたり消したりするのは、高度によって風の向きが微妙に変わるからだそうで、望む方向に吹く風を選んで飛ぶのだそうです。着陸も風任せなので、そのまま下りたらどこに着くか分からないし、油断すれば川にドボン。だから如何に旨く風邪をつかまえて狙った場所に下りるか。そこがウデの見せ所！

　そろそろ着陸です。バーナー消す時間が長くなってきました。ゆっくりゆっくり高度を下げて・・・でも時々バーナー点けて風を選んで・・・

　無事川原に着陸！概ね狙ったポイントだそうです。接地もソフトランディング！レースで鍛えたウデはさすがです！お見事！

撤収！

　着陸すると直ちに撤収です。どんどんしぼんで・・・

嬉しいサプライズ
　小さくなった風船とゴンドラ積み込めば撤収完了！これにてお開き、と思いきや嬉しいサプライズが待ってました。温かい紅茶とケーキがセットされてティータイム！フライトでちょっと冷えた体になんとも嬉しいおもてなし！ケーキもパイロット氏の奥様手作りだとか。もう心までほっこりです。実はさいとー、こういう小技にめっぽう弱いです。

　浮かんでる時間は30分ほどでしたが、お手伝いも好奇心を満たしてくれて初体験の2時間はあっという間。いやぁ～、始まりから終わりまでホント楽しめました。安くは無いけど断然オススメです！こちらへお越しの節はゼヒ！だからもう宣伝しちゃう！クリックしてね！→ YouTube

さてこの後どうしよ・・・
　道の駅まで送ってもらったらここで解散。駐車場にポツンと取り残され・・・さて困った。この後の予定決めてませんでした。富良野はもういいし。かと言って今夜のフェリーを考えればそうは遠くにはいけません。しばし残りのおにぎりほう張りながらガイドや地図片手に作戦会議。そして出た結論が「襟裳も案外近いですよ」と言うパイロット氏の言葉を頼りに襟裳経由苫小牧行き。ちょっとリスキーな気もするんですが・・・え～ぃ、行っちゃえ！

なるほど案外近いかも
　道東道から無料の帯広川西道路を経て「道の駅なかさつない」で一休み。もう半分来ちゃいました。なるほど案外近いかも。案内所で襟裳～苫小牧の所要時間聞いても「2時間半、余裕を持って3時間見てもらえば・・・」というので安心して広尾国道～ナウマン国道と進みます。広尾からは太平洋に面して断崖を貫く有名な黄金道路。しぶき浴びそうで旧車の走る道じゃないかな？(笑) 普通に考えれば「景色の良い道｣でしょうが、トンネルの連続です。なるほどこりゃ難工事だったことでしょう。黄金とは良く言ったものです。で、着いちゃいました。3時間ちょっとで。走りっぱなしでどうかな？と思いましたが、カミさんも景色を楽しんでるようで安心しました。

襟裳岬
　平日で空いてますが、さすが屈指の強風地帯。すごい風です。まずは「風の館」へ。展望室からは望遠鏡でアザラシの群れを観察できます。お～、いるいる！ラッコもいるとか。こういうのって見ていて飽きません。が、そろそろ腹減ったんで、居並ぶ店から「えりもラーメン」に釣られて「かねこ」をチョイス。もちろんその「えりもラーメン」ってのをミソと塩で。海草やツブ貝なんかもたっぷり入ってボリューム満点！けっこうあっさり系でおいしかったですよ。

　食事が済んだら岬突端へ。これがけっこう長い！でも腹ごなしのつもりで行ってみました。しかし行きは下りですが、帰りはこれ登るん・・・だよね？

すばらしい眺めです！

　案の定、過度な腹ごなしでした（笑）。カミさんはへっちゃらでしたけどね。さて、予想外に良いとこだったんでゆっくりしたいところですが、余裕で苫小牧着きたいんでそろそろ移動しましょ。駐車場では強烈な潮風に吹かれて2号も待ってます。「錆びるぞぉ～！」って。（爆）

サラブレッド銀座
　苫小牧へは浦川国道で一本道。真っ青な太平洋に沿って穏やかな景色が続きます。これならカミさんも飽きないでしょう。しばらく走ると牧場が目に付き始めて・・・、そう、この一帯は有名なサラブレッドの産地。あちこちでスレンダーな馬たちがの～んびりと。時計を見ればけっこう余裕ありそうだし素通りも無いなと新冠で右折してR209、別名「サラブレッド銀座通り」へ。

　さすがは「サラブレッド銀座通り」。いるわいるわ！道の両側延々とサラブの牧場が続いてます。その名は伊達じゃありません。こりゃカミさんにも嬉しい寄り道になったはず。しかし生き物って眺めてて飽きないですよねぇ。ここでのんびりしたい。って、そうも言ってられません。締め切りがあるんですから。鬣（たてがみ）じゃなくて後ろ髪引かれる思いでギアを入れました。

北海道やっぱ広いどぉ～
　さつないの案内所でそう言うから安心してたけど、言うほど近くないような・・・。日高門別から無料の門別厚賀道路～厚真門別道路～日高自動車道と走りますが、寄り道差っぴいても襟裳からもう3時間近く。話し違うじゃん！それともあのおばちゃんもイナっＸ走りってか？土産も買わなくちゃだし、陽はどんどん西に沈んでくし、徐々に焦りも・・・。やっぱ広いわ！

　それでもどうにか間に合って乗船手続き済ませてホッ。暗くなった頃車を載せて無事「さんふらわー」の人となりました。部屋はいつものスタンダードルーム。4人部屋ながらこの時期は2人分で泊まれます。さ、荷物片付けたらレストランへ。結婚記念日の総仕上げとまいりましょう。

祝・27th結婚記念日！
　総仕上げはレストランのバイキング。夕食+昼食で2300円はけっこうリーズナブル？さ、お祝いの乾杯しましょ！

　いやぁ、走ってる時間も長かったけど、なかなか盛りだくさんな1日でした。オレなりに感謝の気持ちを込めてセッティングしたんだけど・・・奥様ご満悦いただけたかな？結婚して27年。付き合ってる時間も合わせれば33年！こんなおバカに文句も言わず付き合ってくれて・・・。私には感謝以外できることがありません。今までありがとう！そしてこれからもよろしく！

・・・クルーに撮ってもらえばよかったな（苦笑）。

残業
　こんなロケーションで飲んで食って腹膨れたら即刻ベッド、は普通の人。おバカの1日はまだ終わりません。カミさんの寝息を確かめたら・・・練習開始！12月のイベントは全39曲。しかも出発前に済ませたはずの段取りは、旅行中に来た「すみません、出来なくなりました」のメールで振り出しに。寝てるヒマなんて無い！・・・けど・・・やっぱ眠いよぉ～（笑）