西方行脚2013/長崎
9月18日
奥様と長崎観光・T

ほのぼの朝食
 
朝食は別棟の2階でいただきます。夜にはスナックになるというその部屋は、殆ど誰かんちの広めのリビング。ママさんと世間話しながら食べてると、宿の朝食と言うより、泊めてもらって朝飯までゴチになっちまった!の感じ。

 こんなの初めてです!飾らないけど質量ともに必要にして十分な内容と、このほのぼのした感じ。クチコミでの高評価もうなずけます。こちらに来ることがあればゼヒまた泊まりたい宿ですね。

 

お出迎え
 今日明日は奥様孝行で長崎観光です。好き放題させてくれてる彼女への、せめてもの罪滅ぼしに今回も中日を確保しました。宿から長崎空港までは30分とかかりませんから、早めに着いて車内清掃もいつものこと。笑顔のカミさん拾ったら早速長崎市街へ向かいます。「観光」にはとんと疎い私ですが、2日間のアッシー君あい勤めまっせ!

 

まずはここから
 長崎に向かうならやはり浦上からでしょう。ここ通過して長崎観光なんてもってのほか!平和公園のPへ車納めて周辺散策から始めます。とは言ってもやはりここは被爆地。観光気分には絶対になれないところです。まずは平和記念像から巡るとしましょう。

 実は私もここ初めてです。小学生の校外授業かな?あちこちで熱心に原爆の体験談を聞いているグループが。できることなら全国の小学生に、ってそうもいかないか?でも大事なことです。我々も浦上天主堂へ向かう途中でそんなグループに混ぜてもらって、生々しい体験談を聞かせていただきました。

 

浦上天主堂

 ここも初めてで、何も知らなければ丘に建つ大きな綺麗な教会かも。でも傍らの遺構が、背負わされた悲劇を語りかけてきます。同時に瓦礫の野から再建を果たした熱い信心に人間の強さも感じられる場所です。

 時の経過による風化ではなく、人間の過ちで朽ちたこの像は、子供たちの目にはどう映っているのかな?

 

前回の忘れ物
 次は原爆公園へ向かいます。途中で花屋見つけたんで花束持ってね。ゆっくり街中を歩いてると、これは前回も感じたことですが、ここにはごくありふれた「今」の中に原爆の爪あとが点在しています。キリスト教が深く根付く町だからかな?ありのまま受け入れありのまま伝えている気がするんです。もちろんキリスト教のことなんて全然知りませんが、そう感じてしまいます。さぁ、原爆公園に着きました。前回忘れた花束を捧げましょう。

 木陰では小学生のグループが笑顔で弁当をほお張ってます。こんな平和そのものの光景こそ、犠牲になった方たちへの一番の供養と信じます。あの日ここで何があったのか。この子たちも心に刻んでいることでしょうから。

 お次は原爆資料館。カミさんは初めてだったので神妙な面持ちで見つめていました。私は2度目だったので偉そうに案内役など(笑)。さてこれで簡単ではありますが一巡り。長崎に出てお昼にしましょう。

 

ちゃんぽん&皿うどん
 

 相変わらずリーズナブルな駅前Pに車納めて、まずは店探し。前回は日曜だったけど今日は開いてるだろう、と駅前徘徊するけど・・・ない!前回の2軒め「大八」も休み!結局前回の1軒目「かたおか」に収まりました。

 カミさんはちゃんぽんを、私は今回は太麺で皿うどんを。そのカミさんは「ふぅ〜ん・・・」と。リンガーハットでいつでも食べられる身としては予想通りの感想かと。私も大八で食ってるんで「・・・」。皿うどんは細麺のほうがらしいかな。あ、もちろんここもおいしいですよ!この後今夜のお宿でチェックイン済ませて車置いたら長崎観光です。

 

今「出島」が熱い!

 まずはホテルから長崎電気軌道で、現在復元作業真っ最中の出島へ。市街地に埋没してしまった元「島」を四周を水路に囲まれた当時の姿に復元するとか。これは単なる観光資源ではなく、世界的歴史遺産として長崎市が取り組んでいます。河川や国道に公立高校まで移動させて完全復元を目指してるってんですからすごいです。

 その復元の仕方もかなりの拘りようで、建物の位置等も可能な限り忠実に再現しているそうです。ガイドの方も市のOBだそうで、お話伺うとそのへんとこ熱〜く語ってくれます。全てが復元されたらまた来たくなっちゃいました!

 

眼鏡橋へ
 ちょっと距離あるけど、あちこちに歴史的建造物も残っているそうなので、のんびり歩くことに。夫婦でこんな時間もめったに持てませんしね。新地は中秋節で賑わってましたねぇ。フラッと入ってしまいそうで危なかった(笑)。

 

 しばし歩いて眼鏡橋へ。ここには眼鏡橋の他にもいくつもの石橋が架けられています。有名な観光スポットでもありますが、地元の方たちの憩いの場でもあるようです。カップルもいっぱい!

 何度も水害にあっていくつもの橋が流されてきても、この眼鏡橋だけは江戸時代からずっと持ちこたえてきたとか。また、水害から住民を守りこの歴史遺産も残すために、両岸の家や商店を20年がかりで立ち退いてもらって、川の両側地下にバイパスを作ったそうです。出島と言いここと言い長崎って・・・すげぇ!

 

ちょっと贅沢に
 晩のおもてなしはやはり卓袱料理、ってんでフンパツして高いかなぁ〜?の「
長崎卓袱 浜勝」へ。けっこう歩いたんでお腹も良い感じです。

 

 まずはお椀から。これがまためっぽう旨い!で、次々運ばれてくる料理がことごとく旨い!こちらも負けじと次々平らげます。が、若くもない胃袋にそう詰め込められるハズもなく↓これが出てきた頃には半ばグロッキー(笑)。

 それでもまだ運ばれてきます。ええ、もちろん根性で食べ切りましたよ。でもカミさんの分まではさすがに(苦笑)。若い頃なら引き受けましたが、今日のは無理!地方では食べきれないほど出すのも「おもてなし」なんですよねぇ・・・参りました!(爆)でも旨かったぁ〜!

 

世界新三大夜景
 さて今夜のお宿は
ベストウェスタンプレミアホテル長崎」。じゃらんのハイクラスです。大切な奥様のおもてなしですからこれくらいは当然!?超満腹ですから横になりたいところですが、今日の観光の仕上げがもう一つ。「稲佐山展望台」夜景見学ツアー、ってぇのがあって、ホテルにまでバスで迎えに来てくれて一人1200円とはリーズナブル。早速申し込みました。

 世界新三台夜景と豪語するだけあって、それは見事な夜景です!奥様もご満悦。ちなみに、新三大・・・と言うのは毎年3ヵ所が選ばれるそうで、今年はここが選ばれたとか。泉ピン子似のバスガイドさんのしゃべりも面白かった。帰りにちょいとコンビニでアイスと燃料仕込んで今度は遠慮なくベッドへ。あ、もちろん奥様の寝息を確認してからですけどね。 

 

 

9月19日へ

戻る

がんばれ東日本!