西方行脚2017/徳島〜室戸岬
4月17日
奥様孝行-2 / 御朱印巡り前編

アッシー君の寄り道

 今日は終日奥様のアッシー君です。何せ四国は巡礼のメッカ。御朱印集めの寺社巡りには事欠きません。ただ天気が心配なので、ホテルで軽めに朝食いただいたら即出発!でもその前にチョイと寄り道を2軒ほど。まずは「小松島ステーションパーク」から。国鉄時代日本一短かった旧小松島線の小松島機関区跡地に作られました。そこの「C12280」がお目当てです。 

 結構広い公園内に、まるで当時もののような佇まいです。でもホームや上屋は移築じゃありません。駅名標はそうらしいですけどね。

 

 さてお目当てのこのカマ、ずっと関東周辺配置で甲府のさよなら列車なんぞも牽いてます。晩年は厚狭ですから、小松島はおろか四国に配置されたことすらありません。当時のブームに自治体が乗った!の類かと。コンディションもイマイチ。まぁ、小松島にC12の配置はあったので良しとしましょうか。50系は思いっきり邪魔ですが。真岡線?ん〜、まいっか!




 お次は徳島のソウルフード「フィッシュカツ」です。ソウルフードだけあって、どこのスーパーでも手に入るそうですが、持ち帰って温めて食うのがお約束とか。ならば揚げたては食えぬか?と調べたら、「谷商店」というのが朝6時からやっていて揚げたてが食えると!しかも室戸方面の途中にあるというじゃないですか!なのでもう計画段階で決めてました。



 それがこれ!ただしここでは「カツ天」と言います。もちろん揚げたてです!しかも一つ95円!他にもいろいろなちくわ売ってますが、んなものには目もくれずとにかくこれ!奥様もつられて・・・

 

 お味は、ちょいカレー味の魚のすり身をカツにしていて、なかなかの美味。一見関東圏にはない食文化のようですが、駄菓子のハムカツに近い感じです。ただし冷めたら、と察しがつくので揚げたてか温めて、が正解でしょう。いやぁ、面白いものいただきました。さて、本業(?)に戻りますか。




お遍路さん?
 どうも御朱印のことはよく分からないんですが、要するにお参りした印でしょ?ならそこらじゅう片っ端から、って思うんですがそうじゃないんだそうで。事前に調べて良い感じの寺社を巡る、なんだそうです。とは言っても四国に来たなら、お遍路さんよろしく札所を巡ることになるようで、室戸方面のコース上のサクっと寄れるとこを選んでました。まぁ、いつか八十八か所全部巡るのも良いかも、って思ってるんでそれもまたよろしいかと。もっとも私の場合、酒飲みの理論(1月は正月で、2月は節分で・・・)の類ですから旅行の口実にすぎませんが(笑)。




母養山宝樹院第十八番札所 恩山寺



 R55から県道に入り案内板に導かれ桜吹雪舞う道を駆け上ると駐車場があって、そこから少し登ると今日の御朱印一つ目「恩山寺」です。



 大変趣のある古刹に奥様えらく感激してました。私も枯れた木造建築物の佇まいに「札所巡ってみようかな・・・」なんて思ってしまうほど。一番ではありませんが良いご縁だったかも。え?順番に拘らなくても良い?ホォ〜




 驚いた事に、ここで若い外人2人組に出会ったんです。軽くお遍路さんの格好もしていて、とても謙虚な姿勢が印象的でした。ファッションから入った観光客ではなさそうです。きっと歩いて一つずつ巡ってるんでしょうね。国を聞いたけど忘れちゃったな・・・。寺務所のおねぇ様たちは笑顔で良い感じ。



橋池山摩尼院第十九番札所 立江寺



 恩山寺から10分ほどの住宅街の中にあります。駐車場に苦労しそうですが、近くの商店も有料ながら協力しているので案外平気です。



 なんかさっきのより新しめ?趣今一つ、なんて言ったら失礼か?



 葉は出始めてたけど、桜の花が結構残ってたのはラッキーでした。でもとうとう堪えきれずに雨降りだしちゃいましたねぇ。



 ここの寺務所はちと事務的な感じで・・・。ホイっ次!




白水山医王院第22番札所 平等寺



 ここもなかなか趣のある古刹です。やはり私にとっては木造建築物の枯れ加減が大事なようで、新しめだとスーっとテンション下がりますね。



 空中に張られた赤黄紫白の細い布は、お寺が閉まっている時でもパワーを門外に伝えるためのもので、仏像の手に繋がれてるそうです。触るとご利益あるかな?電気の無い時代にそういう発想があったことが面白いです。



 さっきから雨降りだしたんですが、お参りの時は止んでくれて助かります。



 寺務所のおねぇさん笑顔で良い感じでしたよ。あ、また降りだした・・・。


医王山無量寿院第23番札所 薬王院

  それにしてもありがたいですねぇ。着いたらまた雨やんでくれましたよ。ご利益ですかね?しかしここ、結構登らされそう・・・

 案の定結構登らされました。ま、この後のこと思えばどうってことないはずなんですが。奥様は何事も無かったかのように息も乱れず「?」。

 この板↓年の数だけ叩いて拝むのだそうです。向こうの外人さん、どうしたら良いのか分からなそうなのでそう教えてあげたら、"Why?"って。って言われてもそう書いてあるだけで知るわけないし!節分の豆といっしょかな? 

 奥様は5ウン回。オレは・・・まだ60回叩かなくていいもんね! 

      

 

 これ登れってか?!こりゃ拷問ですな。でも登ってみたら・・・

 登った甲斐ありました。日和佐の町が一望できます!

 ではこの辺で移動しましょ。室戸岬まで行ってちょっと遅いお昼です。

 

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