西方行2017/高知〜足摺岬〜三崎〜フェリー〜佐賀関〜佐伯
4月18日
足摺でサバ!関でもサバ!

足摺岬へ!
 ゆんべは奥様を無事送り出せたんで、今日からまた気楽な一人旅です。さて、今日はざっくり、足摺で昼飯、関で夕飯、晩酌を佐伯で、の感じで「食」を軸に駆け抜けることになってます。距離こそ大したことはありませんが、高速をあまり使えない、と言うか高速があまり無いエリアなので結構時間かかります。中でも三崎から佐賀関のフェリーがポイントで、乗り遅れると晩酌に悪影響が出るといった塩梅。そのためにも足摺では早めに昼食済ませ北上したいとこです。なのでゆんべの残り物で腹ごしらえしたら8時頃にはスタート。一路足摺岬を目指します。

 朝のラッシュでやや混みの道のど真ん中を「とさでん交通」の路面電車が悠々と駆け抜けます。かつて東京からは追い出された路面電車も、ここでは立派な交通の担い手。エコってぇのも追い風でしょうね。

 9時半頃道の駅「なぶら土佐佐賀」でおしっこタイム。順調です。

 お、先っちょ見えてきたかな?その後も順調に走って・・・もうチョイ!

 11時過ぎに無事到着!これなら余裕でお昼いただけます。いや、まだ早すぎます。遊歩道もあるようだし、たまには物見遊山とまいりやしょう。

 

 

サバ食いそこなったじゃないか!
 
 ここ、昨日の室戸岬とはえらい違いで、結構歩きでのある遊歩道が張り巡らされてます。見晴らしも良くて端っこ感もマシマシ!曇っていても分かる海の奇麗さも手伝って、けっこう歩き回っちゃいました。いやぁ〜、良い汗かかせてもらいましたわ。ところが・・・ 

 ちょっと調子こいて歩き回り過ぎたようです。11時半には「食事処 あしずり」でサバのお刺身いただく予定だったのに、駐車場戻った時点で11時40分。そこまで行くだけでもここから20分弱かかる上に昼時。混んでたら益々遅れます。ま、とにかく行ってみよう!と走り出したものの、案の定店の前で12時回ってました。仕方なくコンビニ飯の車昼食。灯台見たら戻りゃよかったかのに、観光客面なんかするから(笑)。




あしずりの仇を関で取る!
 とにかく後はひたすら走るのみです。これでフェリーにまでフラれちゃったら目も当てられません。だから途中の寄り道一切なし!道の駅でおしっこタイムしただけ。で、順調に走って、順調すぎて国道九四フェリー三崎FT着が15時20分!当然出航前の船がそこにいます。「乗れますか!?」と聞くと「どうぞ!」って。ローカルゆえの融通でしょうね。ありがたい!



 なので当初乗る予定だった16時半発の前の便、15時半発に間に合っちゃったんです。一所懸命走ったからなぁ、って、なんでぇ、んなら「あしずり」で飯食ってくりゃ良かった!と言ってもその時は分かるはずもなく。ねぇ。



 そもそもなんで宿毛フェリーじゃなくて国道九四フェリーかというと、4月6日に、予約してた宿毛フェリーから電話があって、船が修理のため運休だと!あの船一杯だけで運行してるらしくて、九州に渡る術無し!になっちゃったもんですから。Nのまんまだったらえらい事でしたが、既に3号に入れ替わってたんで「んじゃ関サバ!」と喜んで遠回りを決めたからなんです。ま、ちょっとあせりましたけどね。これで1時間早く関サバにありつけます!



 それにしてもこの「佐多岬半島」。2014年に乗った時も思いましたが、地図で見れば特徴的ですが、船からじゃよく分かりませんな。でもずっと陸を眺めてたら急にそれが途切れて気が付いたらもう九州側。九四最短の謳い文句は伊達じゃない、かな?ほら、もう佐賀関港です。






「関の亭・活丸」の関サバ&関アジ!
 上陸!関サバじゃぁ〜!目指すは「関の亭・活丸」ただ一軒!と走り出したものの店が・・・ない。そんなぁ!別府湾を右に愛でつつR197を行けども行けども出くわしません。そうこうするうちに道が海から離れてしまいました。



 んなハズはない!とスマホで確認すると、明らかに行き過ぎです。なので今度は慎重に戻ると・・・。さっき見たあれじゃないよな・・・のあれか!2度通過しちゃいましたよ。いえね、確かにさっきここは視認してましたよ。でも小汚くて(ゴメンナサイ!)漁師小屋かと思ったもんで。



 実はここ地元で愛されている有名な穴場的お店で、テレビでも紹介されてるそうな。でもこの佇まい。通過しちゃっても無理ないでしょ(笑)。外観より中身で勝負!ってか?ま、とにかく着きました。さっそくお邪魔しましょ!



 と、入ってみるとこの感じ。今時の店とは違って、全然気取ってなくていい感じでしょ!いかにも地元系のお店で期待はいや増すばかり!



 なんでこの「関の亭・活丸」をチョイスしたかと言うと、他の店では関サバも関アジもそれぞれ別でしか出さないんですが、ここだけは合い盛で出してくれるんです。両方フルで頼んだらとんでもない値段になっちゃいますからね。ですから思いっきりお得!ではあるんですが、まぁ、安くはないです(苦笑)。



 おっ、来ました来ました!これが両方リーズナブルにいただけるという「関あじ関さば定食」です。いいんだろか!?の豪華絢爛贅沢夕食ぅ〜!あら煮など小鉢もたくさん付いてボリュームも満点!では戦闘開始!



 正直書きます。ホント旨いです。主役だけじゃなくてどの小鉢も。お店の雰囲気も含めてここを選んでよかった。そう思います。でも、私が食いたかったのは関アジと関サバのお刺身。それにご飯とみそ汁に香の物でもあればそれで十分。もっとシンプルな定食にはできないのでしょうか?実際そういう店無いようですが・・・。それじゃ商売にならないのかな?もっとも小鉢無くても変わらなかったりして?それだけ高価なブランド魚なんですかね?だから大ぶりの切り身ながら、サバが2切れにアジが4切れ?それを埋め合わせするようにおもてなしの気持ちで、なのかな?ケチをつける気は毛頭ありませんが・・・。あ、もう一つ白状すると、このクラスになると私のようなC級の舌では旨さゲージ振り切っちゃって分かんないんですけどね(笑)!ごちそうさま!





佐伯市民のソウルフード?
 今宵のお宿は「佐伯セントラルホテル」。例によって今宵のお目当ての近くのホテルです。当初宿毛フェリーで佐伯に入る予定だったので、徳島の時のように検索したら、「にっぱち」という店の「チロリン揚げ」が佐伯市民のソウルフードとのことなので。佐賀関でおなか一杯にしてきたので、ちょっと一杯でいただくのにちょうど良さそうですしね。



 それがこれ。他のお客さんもみなこれを頼んでる様子。お味は醤油味の骨付き唐揚げといったことでしょうか。うん、こりゃ旨いわ!だからか、結構満腹なはずなのに、調子こいてあれこれ頼んじゃって・・・。



 これが今宵の「さいとー’S セレクション」ってか!左から豚バラ串、チロリン揚げ、冷やしトマト、鳥皮餃子ね。



 で、満腹ながらガツガツいただいちゃいました。いやぁ、旨かった!



 店を出て気が付いたんですが、今宵、ピンで飲み屋・・・じゃないの!たぶんチロリン揚げ食いたさに忘れてたんでしょう。やればできる!ってか?(笑)

 

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