出張!昭和のホンダ車閖上ミーティング・ファイナル!/〜釜石〜花巻
三陸の復興ぶりを見に
これから走る三陸海岸もさぞや復活してることでしょう。なんだかちょっと楽しみになってきました。被災したみなさんは本当に頑張りました!
カロリーにびくびくしながら軽めに朝食済ませたらいざ出発!カレーライスにチョイと未練残しつつ(笑)。だって旨かったんだもん!
三陸自動車道を北上すればこの景色。これぞ米所宮城の景色です。夏の天候不良で出来が心配されましたが、この分なら心配なさそうですね。
桃生津山ICで下りてR45へ。道の駅「津山もくもくらんど」で一休みしたら、後はずっと青森まで続くこの道で北上します。
しばし内陸を走り、志津川湾に出るといよいよ三陸海岸です。ここからは、入江ごとにアップダウンを繰り返すのですが、いたる所にこの標識が。
「過去の・・・」と書いてあるので、先の震災ばかりではないかもしれませんが、ここまで津波が来たかと思うと、背筋に冷たいものを感じます。なんとも生々しい標識ですが、絶対に忘れてはいけない子孫への警鐘です。
北上するにつれ気が付いたんですが、すっかり復興してると思ったらとんでもない!鉄道、道路橋、防潮堤等々で殆どの入り江や湾が工事中です。それもまだまだおいそれと終わりそうな感じじゃありません。
メディアはいったい何を伝えてきたんでしょう?福島だけじゃない、閖上もここも震災は全然終わってないじゃないですか!東京圏ではもう遠い過去のような扱いになってるのに!たまに復興ぶりを伝えるのも良いけど、こうしてまだまだ終わっていない震災を、福島だけじゃなくきちんと伝えてもらいたいもんです。東北の方たちはみんな頑張ってるんだから!
憤りさえ感じつつ走って道の駅「大谷海岸 ハマナスステーション」で一休み。あの日この海が信じられない高さで覆い被さってきたんですよね・・・
手向ける花は持ち合わせていませんでしたから、せめてもの合掌。本当に忘れないでほしいです。たとえ100年たっても。
帰ってから気が付きましたが、ここは元JR気仙沼線大谷海岸駅で、祭壇が置かれている場所は、正にそのプラットホームでした!全くの不覚で、JR東日本が気仙沼線復旧を断念したことも知りませんでした。
R45は未だ不通区間があるので、あちこちで迂回させられます。そう、どこもかしこも工事中です。それでも、やがて復旧する日が来ることが分かってるだけマシでしょう。福島の浜通りには、未だ手も付けられない所があるんですから。自然災害なのに人災・・・。さぞや悔しい事でしょう。
ロケハン
事前調査で見つけた「釜石ラーメン」です。駅前にある「サン・フィッシュ釜石」1Fにある「駅前食堂」でいただきました。そうめんみたいに細い麺と澄んだスープが特徴です。こんな細いの初めて!細さの由来は、製鉄所の工員や漁師を待たせずサッと出せるように、という説が有力なようです。お味はほぼ直球ど真ん中!大変おいしゅうございました。
平時なら+半ライス&餃子なんですが、ここはこの一杯で我慢!しかも失礼を承知でスープも少し残しました。我ながら健康への取り組みぶりが伺えます。と、自画自賛(笑)。 あ、なぜか付いてきた漬物はいただきました。
さて、ロケハン。釜石から順にチェックして花巻に向かいます。陸中大橋の通称「オメガループ」は地図見てるだけでそそられますねぇ。でもそうと分かる撮り方は、ドローンでもなければ不可能です。また下りは、上有住出てすぐの土倉トンネル内にサミットがあり、以降釜石までずっと下り勾配です。
ところが今回追っかける「SL銀河」の運転は、下り(釜石行)が16日で上りは18日。しかも私が撮れるのは16日だけ。つまり「オメガループ」をよじ登るC58は撮れません。でも鬼が沢橋梁は、たとえケム出なくても撮ってみたいのでチェック。以降数か所をチェックしてるうちに陽が沈んだので、今日はここまで。花巻付近を残しましたが、明日早めに出発すれば良いでしょう。さぁ、今宵のメインイベント!焼きおにぎりセットが待ってます!
悲しき花巻の夜
暗い。そんな・・・と店の前まで来てみましたが見事に行燈消えてます。店内には厨房の明かりが漏れてますが、明らかに閉店してます。え"〜!そんなぁ〜!ん?営業時間間違えたか?飲み屋の類だから遅くまでやってると思ったけど。そう言えば・・・前回も慌てて探してたけど、それって19時までだから?あ"〜!完全な勘違い!さっき路地覗いた時が19時ちょっと前だから、そのまま突っ込めば間に合ったのに!残念無念!ジ・エンド! 仕方なくファミマでカロリーに怯えつつ仕込んでホテルへ。その足取りの重かったこと。こんな味気ない宴は経験したことありません。そうやって悲しき花巻の夜は更けるのでした。あ、後日これは不可抗力であったことが判明しました。ネットによればお店の営業時間は10〜21時。つまり・・・早仕舞い! うぇ〜ん! |