9月27日 ある意味里帰り?
<鹿児島~人吉~熊本>

薩摩料理コンプリート?

 泊まったのは小洒落たココホテル天文館。の朝食も小洒落た感じで。1Fが夜は飲み屋で朝はホテルの食堂に。

 ご飯は具を載せて出汁をかければ鶏飯にも!これで薩摩料理は概ねコンプリート、かな?大変おいしゅうございました。

 今日は昨日までと違って走り詰めじゃないのでゆるりとスタート。夜の宴さえできればOKですからね。んではのんびりまいりましょう。





慰霊の気持ちで戦跡を巡る

 ランチは人吉で、と決めてましたがそれにはチョイと早すぎる、てんで見つけといたのがここ。元人吉海軍航空隊跡にある山の中の海軍の町 にしきひみつ基地ミュージアムです。名前がちょっとチャラいんですがどうしてどうして。レプリカながら旧海軍九三式中間練習機 赤とんぼ拝め・・・お~!これっすね!実物大は初めてお目にかかりました!

 まずはチョイと拝んだらチケット買って、ガイドツアーのスタンダードプランへ。基地のあった洞窟が残ってるそうです。

 ゼロ戦同様見とれちゃうけど、また後でじっくりと拝みましょ。

 ではさっそくガイドさんの案内で手彫りの洞窟基地へ。

 ここは九一式魚雷の調整室だったとかでレプリカが展示されてます。

 手彫りの洞窟の中でもここがコンクリートなのは、不慮の爆発事故で崩落しないように、だそうです。爆発もあり得るとして?なんか聞いてて背筋に冷たいものが・・・(苦笑)。

 どの程度忠実に再現されてるかは?ながら細部がよく分かります。

 殆どが手彫りです。つるはしでコツコツ・・・。頭が下がります。

 さっき見た魚雷の調整室の断面がこれ。かなり分厚いです。

 こうして残ってるってことは悲惨な事故は無かったんでしょうね。

 洞窟から見る外の光。ここを若き兵士たちが出入りしていたんですよね。帝国の勝利を信じて疑わず。まるで遺跡を見るように感心して見ているこの場所は、彼らのリアルタイムの現実で当たり前・・・。

 どれだけ平和が有難いことなのかを再認識させられた見学でした。
       
 この後マイクロバスで資料館へ戻り、後は自由に見学です。

 で、これ!おそらく世界中でも現存はこれとスミソニアンだけという艦上攻撃機流星の風防です!ただし、これは製造会社が保存していたものだそうで、実戦配備の機体のものではありません。

 こちらは赤とんぼの車輪。

 とプロペラ。木製です。そう言えば宗一郎さん戦時中は木製プロペラの製造にも関わってたんじゃなかったっけ?
       
 んでは改めてじっくり拝みましょ。

 練習機ですから旧式の華奢な飛行機にしか見ませんが、昭和20年7月には特攻隊として出撃し沖縄の米駆逐艦を撃沈しています。

 この機体に?このエンジンで?と思いますが、250キロ爆弾抱えて突っ込んだそうです。おそらく飛ぶだけでやっとだったと思うのですが、布張りの機体はレーダーで捉えにくく銃弾も突き抜けるため、接近を容易にし戦果に繋がったようです。でも、ゼロ戦に乗りたかったかな?

 いずれにしろ、若き戦士たちが国に殉じたことだけは絶対に忘れてはいけません。戦後80年近く、平和な日本で生活できてるのは彼らのおかげなんですから。合掌。

 では当時滑走路だったというこの真っすぐな道で人吉へとまいりましょう。ハラが、ヘッタ!



人吉のランチはここ!

 ランチは人吉来たらいつもここ!お米屋さんがやってるお食事処 米津米店。メニューは日替わり定食1種類のみ。肉と魚が曜日で変わるとかでこの日はとんかつでした。で、この設え。ご飯は、そこはさすがお米屋さん。雑穀米と白米のお代わりOK!小鉢もいちいち旨くてゆっくりよく噛んでなんて無理!もう箸が止まらない!血糖値?知るか!(笑)

 食後は、駐車スペースが日陰だったのでチョイとひと眠り。目が覚めたら復旧の決まった肥薩線の今を辿る予定です。





いつかまた必ず!
 食後は肥薩線の被災状況を見てこようかと。何年先かは不明ながら、復旧は決まったようですからね。

 まずは撮ったことのあった橋梁から。これは2011年10月17日の長閑な景色。それが・・・

 今では撤去が済んで橋脚だけです。

 一勝地駅は当時のまま、何事も無かったかのようなたたずまい。

 人吉側の踏切でこの駅の構内を通れると聞いて行ってみたら・・・

 構内に道が出来ていて八代方向へ行けるようになってました。

 少し走ると・・・これか!川面から結構な高さのはずなのに・・・

 線路は土砂に埋まったまま。

 この踏切も何度か通りましたっけね・・・

 もちろんR304もかなりのダメージだったからでしょう。道路と線路を組み合わせて一刻も早く通れるようにしたんでしょうね。

 だから時々ハチロクも走った肥薩線そのものを走ったりします。

 この辺は線路のほうが高かった、ってことでしょうね。

 ここからまたR304に戻ります。

 大変な状況なのは分かってるんですが、不謹慎だとは思うんですが、ハチロクや古くはC57・D51もくぐったかと思うと・・・
        
 ついワクワクしてしまうのです(苦笑)。

 でも駅構内に入ると現実に引き戻されます。

 広い構内のど真ん中にR304通したんですね・・・

 で、また肥薩線上を走り・・・

 ちょっとワクワク。汽笛鳴らしたい!

 ハチロクの速度はこんなもんかな?って走ってると・・・
 また現実に引き戻されて・・・

 何度も走ったところの惨状は見ていて辛いです。

 ここはかつてNで来た時撮った場所。↓クリックしてみてね!

 一見無事だったようにも見えるけど・・・どうだったんでしょね?

 最後に有名な撮影スポットだった球磨川第一橋梁の今を確かめに寄ると、もう撤去が済んでこの感じに。一部は残ってましたが、ここでも撮ってるからちょっと寂しい気持ちになります。

 でも復旧が決まったんです。また風光明媚な肥薩線が戻って来るんです。その時またハチロク!とはいかないんですけどね・・・。さて熊本へ向かいましょ。本日のメインイベントが待っています。



まるで里帰り

 さぁ、本日の、いや本ツアーのメインイベント!里帰りの(?)宴です!千葉県人なのにそんな気持ちにしてもらってもう何年だろ?

 お、今夜は馬のタンも!これは貴重です!味?旨いに決まってるでしょ!他のも全部いちいち旨い!で、去年もここに連れてきていただいたのに未だに店の名前を覚えてない、とくらぁ!(笑) 

 とにかく楽しくて夢中でしゃべって飲んで食って。ご縁て・・・何なんだろ?城彩苑のソフトクリームが美味しくなかったら今はないのだけど、そんなこと関係ないくらい長い付き合いのような。また行きます!これからも付き合いは続くのでお覚悟を!(笑)


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