東北北海道ツーリング&ミーティング
7月2日/安達太
良〜名取〜北上〜青森

チョンボ!〜ツーリング
 6時過ぎでしたか、ちゃんと起きて朝のお勤め済ませると、そうそう、最近のSAのトイレってウオシュレットなんですよねぇ!痔持ちにはありがたい・・・元い!参加車が続々と到着です。その中に意外な方も。にしな@福島県さんです。浜松では震災で後部を破損した痛々しい姿のビガーで参加して下さいましたっけ。彼もまた被災者なのに!名取行きを聞きつけEFシビックで参加して下さいました。ありがたいことです(にしなさん、差し入れありがとうございました!)。集合時刻には全車揃ってさぁ出発!という時にチョンボ発覚!マギーさんに渡す「支援物資一覧」の印刷忘れました・・・。急遽、まずカミさんに電話してPC起動させてそのファイルを添付したメールをこの後合流する仙台市のDさんへ送付。間髪いれずまだ寝てた仙台市のDさんたたき起こして着いたメールの添付ファイルの印刷を依頼。我ながら電光石火の早業に・・・ご迷惑おかけしましたぁ!さぁこれで準備万端!(よう言うわ!)。いよいよツーリング&ミーティングの始まりです!各自フリーで名取IC近くのミニストップを目指します。でもやっぱり一緒に走りたいんですよね。8台が付かず離れず車列を組んで北上します。後日掲示板にあゆくーさんが書いて下さった「私は、あの様に高速道路を何台もで並んで走る事がなく、しかもすべて昭和のホンダ車だったので、最後尾でわくわくしながらハンドルを握っていました」。いやぁ〜、旗振り冥利に尽きますな!

 

急に変わる景色、そして再会
 東北道は流量多目ながら路面修復も大分進んだようで順調に北上。仙台南JCから仙台南部道路に入りよいよ被災地へ向かいます。こちらも4月に来た時(*)の50キロ規制は既に無く、ごく普通に走れるようになってました。窓外の景色にも震災を感じるものは皆無。「みんな拍子抜けかな?」と思った矢先、屋根にブルーシートをかけた家が見え始めると景色が一変します。おそらく皆さんも車中で言葉を失っていたことでしょう。合流点のミニストップ駐車場でもどう受け止めたら良いのか・・・だったのでは?私にしてみれば、4月に来たときに比べれば瓦礫撤去も進み、茶一色だった荒れ野にも草が茂っていましたから、随分と片付いて見えましたが・・・。でもここはやはり被災地。元に戻ったわけじゃありません。だから皆さんにもお願いしました。物見遊山ではないので興味本位で写真撮るのは自重してください、と。そこへマギーさん、軽のローリーに乗って笑顔で登場!この笑顔にもみなさん戸惑ったでしょうね。でも震災話もそこそこにさっそく車話に花咲かせてました。そう、うつむくために集まったんじゃありません。笑顔を運びに来たんですから! (*)「悲しきガキの使い」参

 

一路北上へ!
 皆さんの「キモチ」を手渡しローリーをマギーさんとこへ回送すれば準備完了。にしな@福島県さんに見送られ14thミーティング会場の北上を目指します。何事も無ければ極上のマギー1号で参加していたはずのマギーさん、今日はさいとー1号の助手席で便乗参加です。その分1時間半程の車中はゆっくりと話すことができました。今の暮らしぶりや家族のこと、以前の仕事のことや趣味のバイクが津波から救ってくれたこと・・・。もう3年程の付き合いで初めて持てた時間でした。そう言えば他の方たちともこんなに話し込んだこと無かったな・・・。

*名取までの参加者(敬称略)/マギー、仙台市のD、ダイフク910、カミカゼ、コシヒカリ、inou、あゆくー、みゅー、にしな@福島県、さいとー

撮影自粛のオチは・・・写真がない!(笑)

 

やってくれたか!
 仙台北部道路→東北道と北上江釣子ICまで車列は順調に北上。でも、まぁ、8台も連なって見知らぬ地を走りゃ、そりゃ何か起きますわな(笑)。IC降りた際、マギーさんの「左折でしょう」という東北人の言に従い左折レーンに並んだら、ナビ付き後続車が右折レーンへ。こりゃいかんと!即刻右折レーンに潜り込み無事右折。までは良かったんですが1台後ろのカミカゼ号をロスト!あの人なら強引に付いてくると思ったが甘かった!でもゆっくり走ってればすぐ飛んでくるだろ、と後方チラチラ見るけど・・・来ない!そうこうする内に左折ポイントへ。曲がってハザード点けて待ってたらルームミラーを全速で横切るカミカゼ号が!曲がらなかった!えらいことです。携帯持ってないし、こっちの携帯知らないだろうし、会場のことなんてどうせ頭に入ってないし・・・。もうこうなったらなるようにしかなりませんわ。せめて無事に帰宅できることを祈りつつ・・・見捨てました(笑)。

 

14thクラブミーティング
 その後行方不明者(笑)も何とか合流できて無事開催できました。初の東北ミーティングながら初代3台+2代目1台に加えて、初代&2代目プレリュード、CA&CLアコード、エアロデッキ、USシビック(CR-X)の計10台12人となかなかの盛会でした。詳しくは↓写真をクリック!

 

みちのく一人旅
 予定通り15時頃一旦お開きにし、皆さんに見送られて単身青森へ。さぁ、ここからはしばしの一人旅です。フェリーは20時半ですから時間的には余裕ですが、青森では
昭和のホンダ車ミーティングHPでお世話になってるゆずのきB佳さんがお待ちかね。地元お仲間と晩飯ご一緒することになってます。計画段階では単調な長距離移動と思ってましたがどうしてどうして。東北道は空いてるし風は爽やか!ぶらり四国縦断を思い出します。あっという間、ではないはずなのに気が付けばもう青森はすぐそこ。クーラー無用の実に快適な一時でした。さぞや良い顔して走ってことでしょう。

 

作戦成功!
 ゆずのきB佳さんと連絡取りつつ青森中央ICを出たところでマギーさんから電話。家に戻ってみなさんの「キモチ」を開けてびっくり!「ロクにお礼も言わず分かれてしまって申し訳なくて・・・」と。中身がアレと分かってしまうと受け取らないんじゃ?と中身が何だか分からないように使い古しの封筒に初代のカタログと一緒に入れて渡した作戦は大成功!みなさんの「キモチ」はちゃんと伝わりました。

 

しばしご歓談〜いよいよ渡道
 ゆずのきB佳さんと地元車仲間のアラン@青森ワンダーさんと合流して晩飯は意外にも中華。でも「地の物じゃなくてすみません・・・」なんてお気遣いは無用。さいとーの主食は「立ち食い」ですから(笑)。当初この場でHPのことやオニマル君のスポンサーの件など打ち合わせするつもりでしたが、一度車話が始まっちまえば後は推して知るべし。すっかり忘れちゃいました!話が弾んでふと時計を見れば・・・やばいんじゃ?と促すと「(フェリー乗り場は)すぐそこだから大丈夫!」と。でも内心穏やかじゃありません。焦る心をひた隠し先導されれば・・・ありゃホントすぐそこだわ。さすが「地元」です。お礼を言って乗船手続き済ませれば渡道の準備完了!真っ暗な津軽海峡を渡り北の大地を目指します。

 乗船したのは、青函フェリーの「あさかぜ5号」。かつてのブルトレの名前そのままに船内も昭和そのもの!なんとも居心地の良い船でした。などと感心してる場合じゃありません。乗船時間はたったの3時間50分。旅慣れた乗船客は早々と出港前から寝に入ってます。私も函館からの夜道を考えれば少しでも寝ておかないと。ま、そんな時に限って眠れないんですよね(笑)。結局残った握り飯食ったり甲板に出てブラブラして、1時間もウトウトしたらもう函館港に入港。目の前には北の大地が!

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