東北・北海道ツーリング&ミーティング 2015/函館〜余市
7月19日 海の幸とニッカウィスキー

3号北海道初上陸!
 0:20定刻本降りの函館港着。ついに3号北海道初上陸!これで4島制覇をぐっと引き寄せました。早速北上開始しますが、今回はスマホ使えるようになったんで迷子にはなりません。まずはR5でしばし下道を走ります。しかし・・・いつも意外に思うんですが、道央道って函館まで来てないんですよね・・・。何でだろ?




 R5を走っているとケンメリが左前方を走っています。こんな夜更けの雨の中を珍しい・・・なんてちらちら見てたら信号で止まった時わざわざ下がってきて横に並んで「?」と思ってたら窓が開いて「旅行ですか?お気をつけて!」と声をかけてくれて、信号が開くとそのまま闇に消えてゆきました。上陸初日が雨で少々沈み加減な気持ちが彼の温かい言葉でいっぺに晴れてゆき、楽しい旅を予感させてくれました。さぁて、頑張って走りますか!




積丹ブルー&生ウニはパー
 当初予定では、車中泊しつつ朝のうちに積丹半島まで行って、生ウニ丼食って積丹ブルーを愛でる、だったんですけどね。この雨・・・。予報でも午前はダメ!行っても青い海どころか船が出せなくて取れたて生ウニナシ!なんて危険も.。行く意味ないかも。もう眠くなってたし、考えるのもめんどくさくなってて、とりあえず一眠りと長万部手前のローソンPへ。で、見事に沈没。目が覚めたらもう8時過ぎてました。長万部駅前まで来ましたが、やる気とウニ消えました(苦笑)。





 


ウニがだめならカニだ!
 ここで思い出しました。長万部と言ったら「かにめし」!かなやもすぐそこ!




 すっ飛んでってさっそく出来たてをゲット!久々です!駅弁ってやたら高いけど、これだけは迷わず買えます。こうなると森駅の「いかめし」も欲しくなるな・・・



 とにかく景色の良いとこで、と思ってもこの天気じゃね。でも、やっぱうまい!たかが駅弁、されど駅弁。かにめし恐るべし!



 



ゼロ戦の主翼を愛でる
 積丹がなくなったので予定変更。倶知安風土館でゼロ戦の主翼を拝むことにしました。主翼を、というのもちょっと変わってますが、実際主翼しか展示されていません。



 地方のこの手の施設にありがちなことですが、人気ありません。入り口にデンと構えた錆びた車輪はD51710の第2動輪。長万部配置の時もあったからこの辺も走ったかな?






 で、これがその実物。ゼロ戦の右主翼です。太平洋戦争中ニセコアンヌプリ山頂で行われた機体の着氷実験に使われたそうです。昭和18〜19年は96式艦戦、19年〜終戦はこのゼロ戦を使ったそうで、着氷実験のためなのか胴体後部は最初から無かったとか。それを倶知安中学4年生100人で担ぎ上げたそうです。エンジンはなかったのかな?胴体後部が無いと言っても、ゼロ戦はそんなに細かく分解できなかったはず。それを山道を担いで!?100人動員しようがとんでもない重労働だったはず。お国のため?日本人ってやっぱりすごいと思う。



 このゼロ戦は21型を試験的(?)に32型に改造したようで、翼端折り畳みの名残が確認できます。32型が正式採用されてお払い箱になって回された、かな?でなきゃこんなとこに持ってこれないでしょうしね。飛行機足りなかったんだから。



 そもそも何でこんなにボロボロなのか?それは、終戦時米軍が進駐してくる前に、こんなもん抱えてたら何されるかわからん!と谷底に投棄したためだそうです。それが’90年に発見され’04年に回収、’05年に展示されました。詳しくはゼヒ「倶知安」+「ゼロ戦」で検索して見てください。



 当時の写真です。改めて思います。日本人ってすごい!



 お次はニッカの余市工場なんですが、’12年にC11171のSLニセコを撮った小沢駅へ。今回は間が悪く撮れませんけど、この跨線橋良い感じなもんで。







「マッサン」かぶれでニッカウヰスキー
 いえ、「マッサン」のせいばかりでもないんですよ。ここんとこアイリッシュフィドルにチョイとハマってましてね。そのせいかアメリカよりイギリスが気になる今日この頃。そんな中での北海道プランニング。なんだかどんどんそっち行っちゃうんですよね。ニッカ、マッサン、ウヰスキー・・・。でもウヰスキーなんてちんぷんかんぷんだから少しは勉強しよう!とフンパツして「竹鶴」買ってきたりして。まぁ、飲んでもよく分かんなかったんですが・・・。でもマッサンなんてYouTubeで150話ほぼ全部1週間で見たもんね!そう、いつになくたっぷりと予習して行ったんですよねぇ。だから柄にもなく楽しみな物見遊山だったんです。まずは今宵のお宿、余市の「ホテルサンアート」へ。チェックイン前ながら車だけ置かせてもらうためです。ここポイン高いんです!これでニッカで遠慮なく試飲できますから。だからニッカにできるだけ近いとこに宿を取った、とこういうワケっす!



 で、歩き始めてまず唖然。積丹の仇を討とうと思ってた柿崎商店は長蛇の列。昼飯はウニ丼と決めてたけど、食い物の行列大っ嫌い!なので腹減ってたけど我慢です。ニッカで何か食えるだろ、って。



 ニッカの近くっても結構歩かされます。でもニッカの駐車場入り口まで辿り着いたら・・・大行列!大正解!行列尻目によゆーのご入場でした。



 まずは自撮り、なんですが、スマホのレンズの位置を把握してません(笑)。で、さっそくレストランへ。ところが・・・1時間待ち。え”〜!食えないじゃん!もうこうなりゃ順番違うけど試飲じゃぁ!と、ウヰスキー2杯とアップルワイン1杯をクイッ!が、すきっ腹にストレートはきくぅ!あっという間に酔っぱらっちゃいました。



 でもまだレストランは入れないのでふらりふらり。酔い覚ましに歩く一手です。ポットスチルの火は・・・入ってませんな。あ〜、リタさんちね。・・・いかん!(笑)



 
「マッサン」の威力は絶大で、春に放送終わったのに観光客ワンサカ!



 酔い覚ましつつ良い散歩ができました。構内はどこを見ても絵になって「マッサン」を思い出させてくれますから。150話おさらいしておいて良かった!



 一通り見て歩いたんで、まだ酔いは醒めてませんがそろそろ本命のウヰスキー倶楽部へまいりましょ。味分かんないけど(爆)。



 ここ、うんと高いウヰスキーも少量をお手頃の値段で飲めます。2種類いただきましたが例の「スモーキーフレーバー」とやらを感じられません。バーテンダーにそう言うと「ではこちらを」と出されたのは、結構なお値段ながらなるほどスモーキー!お〜、こういうことかいな!でもおいそれとは買えないぞ。それに、だから何だよ!感も(笑)。相変わらず分かっちゃいません。・・・何しに来たんだ?(爆)



 良いこんころもちでレストラン覗いたら空席もちらほら。15時近くなってようやく遅いお昼です。メニューに「スコッチブロス」見つけたんで即オーダー。ええ、かぶれてます。スコッティ肉じゃが?これはこれでよろしいかと。お昼にしちゃ軽めだ?もちろん!もう一膳控えてますから。



ウニ丼@不完全燃焼
 スコッチブロスで人心地付いたので河岸を変えやしょう。やっぱウニ丼は外せませんもの!ってんで、行列覚悟の柿崎商店へ。さっきよりは短くなってはいたけど30分ほど並ばされました。その並んでる時でした。「もう生は・・・」なんて思ってる私の脇を塩水パック入りウニをどっさり抱えた業者が駆け抜けてゆきます。あ”〜やっぱり。なのにすごい値段(3860円!)。で、待つことしばし・・・。これだけかい!



 本場ですぜ!内地モンとしては御飯が見えないくらいウニが載ってるって思ってたのに・・・。これが朝積丹に行けなかったツケというものか?不完全燃焼も良いとこです。次回仇取ったる!




二極化する余市?
 一旦ホテルに戻って改めてチェックイン。シャワー浴びて一休みしたら、苦手の「ピンで飲み屋」に繰り出します。食べログでチェックしたし、しっかり食ったんで軽く済みそうだし。で、結構歩いて辿り着いたらぁ・・・定休日!そんなぁ・・・。仕方ないんで夜の燃料仕込むべく余市の町を徘徊してたらあることに気が付きました。R5に沿った余市駅前は柿崎商店とニッカ以外はすっかり寂れているのに、おそらくかつてはリンゴ畑や田畑だったであろう内陸側には、新しい住宅街と大型のスーパー等の商業施設があちこちに建っています。まるで全く別の町。でもやはりそこも余市。日本中どこでも見られる「新しい余市」と内地モンのイメージ通りの「古い余市」に二極化を感じてしまうのは私だけ?イオンで買い物しつつちょっと複雑な心境でした。明日は稚内まで走ります。一杯やってとっとと寝るか!

 

7月20日へ

戻る

がんばれ東日本!